頼まれもしないのに

unboy2006-01-16

効果が急速に感染力を広げている。14日西区九条のシネ・ヌーヴォで「ジャマイカ楽園の真実」を鑑賞したあと、僕とアーティストの小沢剛氏を迎えてのトークセッション。そこからCASOで開催中の「いただきの楽園」という現代美術の展示を見て、夕方から千日前の美園にある「夕顔楼」というスナック???を借り切って小沢さんと再度トーク。梅田に移動して飲み会を終えて電車に飛び乗ったのが24時前でした。結局小沢さんとしゃべりまくりの12時間。
この奇妙な「夕顔楼」を使って僕がその時一番おもろいやないかと思うゲストを招いてのトークを企画して持ち込んで来たのがIMIの原田くん多田さんコンビ。この企画はこれから毎月か隔月で定期開催し、彼らが僕とトークさせたいと思う人と僕が密かに尊敬している怪人を織り交ぜながらテープ起こしから出版までやろうというもの。まだ出版社などを決めているわけでは無いとは思うけど、いやはや頼んでもいないしんどいことをよくまあ持ち込むよなあ〜というのが率直な感想です。でもこの「頼まれもしない」ことって意外に重要で、それが新しい時代を作ってゆくエンジンじゃないかと思うのです。こちらだってその情熱に感じ入るわけで、人選だって気合入れるし、きっと驚異的に面白いことになること請け合い。
今日も日経の取材中にその話をしたら、興味深深。ブログで読めるかとか聞かれたけれど、おっとどっこいブログでもmixiでも絶対流さない。あの陰鬱な空気、千日前の退廃感、タイムスリップしたような時空を伝えるは絶対本ですよ。きっとマガジンとかジャンプみたいな安物紙でやりそうな気配もするけど、この時代だからこそネット配信なんか絶対にしないぞ根性です。だから現地に来ないと聞けないし味わえない。おまけに毎回抽選というのもいい(20席くらいのちいさなスナック)。ネットに向くメディア、そうではないもの、きちんと情報デザインをやってゆきたいと感じます。
今後の日程とゲストはネットのどこかで散見されるかもですので、みなさん口コミの力をフル活用して捜索してください。