ワイマール

unboy2006-12-15

パークアンドエア?を使って関空へ向かう。6時過ぎに有馬の自宅を出て六甲山を越え、ポーアイにあるMKタクシーの駐車場に到着。出庫前の自車清掃で整然と駐車場に並んだMKの車を磨き上げているたくさんのドライバーが行き来するなか2階のパーキングに車を止めた。さすがMK、社員教育がしっかりしていると感心しながら、この会社の破壊的創造が今のタクシードライバー達の給与低下と過当競争を招くトリガーを引いたのかと思うと彼らの慇懃な態度に哀しさを覚える。競争は確かに必要なことだが行き過ぎを是正する力の無い社会になっては元も子も無い。丸投げで破壊をした小泉と何も出来ない安部の間を取る人材がなぜ生まれないのか・・。

関空に着くと2000円を運転手に現金で払った。なぜか領収書も無いので帰途でもらう仕組みなのかと思いながらチケットを受け取る。まだ時間も余裕があるので先にユーロに換金して(しかしユーロ高!6万円が370ユーロにしかならない;;)Hゲートへ向かうととんでもない行列。ちょうど授業の終了にあわせていたのだろう、大学生の大群の後ろにならぶ。

出発直前挙動不審になったIBMのバックアップ機としてKズ電気で79800円で現品購入したゲートウエイ(まだあったのか?この会社)を機内持ち込み荷物に移動し、30分ほどしてルフトにチェックイン。心配していた重量オーバーチャージを食らわずに済んだ。とほほ、またもや監禁状態のエコノミー地獄だ。この年になるとそろそろビジネスに乗りたい気分だが、この業界ではなかなかそうは問屋が卸さない。安全一番のルフトに乗るのは実は初めての経験。とは言え個人用モニターが無いし、なんとなくテンション上がらないままフランクフルトに到着したが、機内食は他の航空会社より若干出来が良い気がする。2時間待ちの乗り継ぎでライプチヒの空港に着くと、マイアミのアートフェア帰りのフランクが出迎えてくれた。

再会を喜びながらとりあえずワイマールに向かう前にライプチヒ市内観光をしようとフランクの提案。いつもタフな奴なので、こっちを休ませようなんて配慮はぜんぜんしない(俺も負けない)。どんどん早足で市内を闊歩していると向こうからチケットを二枚チラチラさせたオヤジが接近。へ=こっちにもダフ屋がおるんや〜とやけに感心。なんのチケット?て聞いたら「ソフトロック」・・なんじゃそれ?その時に止めるといえば良かったのだがフランクが見ようというので2枚購入で60ユーロ。高いのか安いのか見てのお楽しみである。

ジャーん。やはり止めときゃ良かった。ミュンヘン(ドイツ南部ののどかな都会)から来た俺と同世代のオヤジロックバンド。なんかめちゃくちゃソフトムードでおばさんとかその子供世代とおぼしき芋姉ちゃんが束になって体ゆすったり手に持ったライターを左右に振って熱狂してる(泣)。う〜ん助けてくれ^^。バンドの名前が「ミュンヘン・スカイハイ」なんでやねんソーハッピーやないか;;フランクも完全に落ち込んで「お前の世代じゃんか!」とこっちに責任転嫁しようとする。

相当気分が落ち込んだまま、フランクのドライブでワイマールに向かう。そのままぐっすり寝込んでしまい。。ACCに到着したらすっかり気分爽快になっていた。そのままゲストハウスに行くかい?それとも一杯?というフランクの申し出を当然断るはずもなく、2時過ぎまで彼と、もうひとりの変な音楽家風のオヤジと飲みながらだべってからACCから徒歩3分のところにあるNO3というゲストハウスに荷解き。さてシャワーをと思ったら石鹸らしきものがどこにもない、やたらクレンザーやら家庭用の清掃マテリアルはしっかり置いてあるのにシャンプーもリンスも無いのである;;明日は絶対石鹸を買わねばである。水は2本あった。