大変だ!

図工が大変なことになります。友人の堤さんからです。絶対に阻止したい。この国のやることは狂ってます。

がんばれ!図工の時間 http://ganbarezukou.net/
署名のページ http://ganbarezukou.net/php/subscript.php
メディア紹介記事 http://ganbarezukou.net/kiji.htm

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【号外】「がんばれ!図工の時間」 
     署名活動にどうぞご協力ください。         2007.1.23
          堤 康彦(NPO法人 芸術家と子どもたち 代表)
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ASIAS(エイジアス)の授業を始めて、7年が経とうとしています。その間、お
よそ150校で、1万人を超える児童たちが、現代アーティストによるワーク
ショップ、という貴重な体験をしてきました。そして、その半分近くの授業は、
「図画工作」や「図工発の総合的な学習の時間」で実施されています。
その、「図工の時間」が、いま危機にあるそうです。学習指導要領の改定作業
がすすめられていますが、当初、今年度中にも改定、と言っていた文部科学省
の計画は少々遅れ気味なものの、次年度に指導要領改定、その後、移行措置か
ら完全実施という段階が踏まれる見込みです。

そして、今回の指導要領改定で、図工の時間が削減されてしまうのではないか、
と懸念する声が上がっています。もともと前回の指導要領改定(98年改定、02
年完全実施)で、すでに図工の時間は削減されました。小学3,4年生で年間60
時数、5,6年生では年間50時数です。小学校の年間授業はおよそ35週で組まれ
ていますので、現行でもすでに、週に2コマの授業は確保されていません。ASI
ASの授業でもそうですが、図工の授業には、2コマ90分が必要です。準備や片
づけを含めて45分では、非常に限定されたことしかできません。

日々、いまの子どもたちを見ていて感じますが、身体を使って素材(モノ)と
向き合い、表現することは、初等教育段階において、逆に重要性を増している
と思います。学力の問題は単に国語・算数の授業時数を増やせば解決する問題
ではありません。いまの子どもたちの家庭や地域社会で置かれた状況、将来の
彼らの生きる社会環境などを十分に考慮に入れて、限られた授業時数をバラン
スよく配分することが大切ではないでしょうか?

そこで、NPO学習環境デザイン工房の苅宿俊文さんから声をかけられて、『が
んばれ!図工の時間』の活動に参画することにしました。実行委員長は、アー
ティストの藤幡正樹さん(東京藝術大学大学院教授)。委員は、「ピタゴラス
イッチ」でも知られる、アーティストの佐藤雅彦さん(東京藝術大学大学院教
授)や上田信行さん(同志社女子大学教授)で、私も委員の一人に加わりました。

まずは、来年2月9日を第1次集約日として、「図画工作科の授業時数を増やす
ことに賛成します。」という署名を集め、文部科学大臣あてに請願しようと思
います。

かけがえのない図工の時間、そして図工室を、守るために、どうぞご協力くだ
さい。
(以下のウェブページで署名が可能です。)

がんばれ!図工の時間 http://ganbarezukou.net/
署名のページ http://ganbarezukou.net/php/subscript.php
メディア紹介記事 http://ganbarezukou.net/kiji.htm

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アートと教育に関するシンポジウムのお知らせ
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来る2月2日〜3日「アートがひらく学校・地域の未来」というシンポジウムが
横浜にて行われます(主催:ブリティッシュ・カウンシル・横浜市開港150周
年・創造都市事業本部・財団法人横浜市芸術文化振興財団)。アートを教育や
社会問題の解決に取り入れている英国やシンガポールの事例紹介やパネルディ
スカッションなどが行われます。芸術家と子どもたちのスタッフも、昨年秋に
実施された英国への視察に参加し、今回のシンポジウムに協力しています。
詳細は下記ホームページをご覧ください。

「アートがひらく学校・地域の未来」http://www.yaf.or.jp/creativecity/

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