丁稚どん

京都造形3回生のゼミ生K君が、ミュゼグラムの渋谷夏道場に採用されてほぼ一週間。石黒さんの事務所に遊びに行く道すがら渋谷さんにこわごわ彼の働きぶりを聞いてみると、これが結構好印象。やれやれ良かったと思いながら、現場の少ない関西の美大生にはありがたい制度(最近インターンシップと言うらしい)で嬉しい。7日にはびわこホールの伊藤キム「未来の記」舞台美術制作を学生が担当し、なかなか見事な仕上げをしてくれた。とにもかくにも最先端の現場が少ないので疑心暗鬼から社会に出ることや社会がどうなっているかに不安を抱く学生が多くなりがちな関西。とかく「学生をただで使う」とか陰口をたたく人もいるインターンシップだが、それは良い舞台を用意する力の無い指導者の言い訳にも聞こえる。受け入れる人の負担を考えると頭が下がる思いだ。

以下渋谷さんからのメール、とてもいいので引用

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オフィスの大掃除から、
雑多なデザイン・アシスタントに従事しています。
徹夜などはしてないし、まだだいぶ余裕かと。

仕事上の技術というよりも、
日々の時間を共有するなかでの会話の方が、
身になるんだと思います。

どんな大企業でも、
誰かが親切に何かを教えてくれるわけではありませんし。

Kのインターンも「旅」でしょう。

当社スタッフ同様に、
東京にいる内に取りあえずモテてくれ〜と、
言ってあります。
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モテること、旅をすること・・・

むむ深い!