Japan 911

あまりに日常が増殖してなんだかんだ報告しても仕方ないなと思って書く気になれない日が長く続いてたんだけど、吉村喜彦さんから「ジャマイカ・楽園の真実」という衝撃的なビデオをもらって覚醒。それと昨夜八谷さんとartscapeの１０周年鼎談を収録しながらウエブの未来やら環境問題のことなど議論してるうちに、やはり何かがオカシイと思って書くことにした。
ビデオの内容なんだけど、要するにアメリカや国際資本が弱小国家を食い物にしているという人類お得意の物語。だけどそこに「自由とか公平という怪しい言葉」が付着するのが気持ち悪い。自由競争と言えば一見聞こえはいいが、ドラフトで巨人がまず全部好きな選手をＧＥＴするのと同じといえばどんな人でも理解できるはず。自由な競争なんかしたら絶対に強い奴が勝つことはわかりきっているのに、貿易とか経済と言われるとなぜかみんな納得する。
その同じ不気味さを「構造改革」とか「抵抗勢力」という言葉に重ねあわせてぞっとする日々。一見整合性があったり、潔かったり、筋を通していたりする奴が一番恐ろしい。民族主義者の亀ちゃんたちが、国際資本の手先ＫＴコンビによって葬り去られ。巨大な借金を棒引きにするために残してあった郵便貯金に貼りついていたドラゴンにＣＩＡの毒針が刺さる。まさに真夏の怪談！道路公団のボスをしょっぴいたのもタイミング良すぎるし、田中角栄があいつらにヤラレタ時とまったく同じだ。

おいおいこの国をどうする気なんだ！
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