国芳と暁斎

unboy2004-12-28

今朝もTGAから戻ったのが午前4時。青山の事務所前で今福さんとそれぞれタクシーに乗って銀座のホテルに向かう。このあたりはこんな時間に帰宅する編集者やネット関係の人たちがいて、タクシー乗り場には常に数台の車が待っている。乗務員の方としばし歓談しながらホテルに戻るのも楽しみのひとつだが、彼は僕たちのような客が好きで絶対に六本木や新宿で客待ちしないのがポリシーなんだと言っていた。地方都市と東京はタクシーの乗り方だけでも大きな差があると感じる。なんだかんだと言っても大東京市はひとり巨大化し、大地震の不安と背中合わせに多くの人に仕事を与え続けている。
目覚ましを9時にしておいたのだが少し前に目が覚めてシャワーのあとメールチェック。10時にオーダーストップなので荷物をまとめて朝食を済ませる。13時に一件面会があるので早めに丸ビルあたりでテキストを書こうと思って東京駅に来て驚いた。なんと僕が心酔している国芳の展覧会をやっているではないか!おまけに暁斎までカップリング。いつも何かやっているなとは思っていたが、エントランス自体が裏口のようなシャイなギャラリーなので今まで完全に無視の状態だったことが恥ずかしい。おまけに料金も800円で考えられない価格である。
とにかくここでいろいろ書いても仕方ないので東京方面の人はぜひ見て欲しい。入り口の自動ドアの開閉音が気に障るがそんなことを差し引いても暁斎の下書きのレイヤー構造を確認するだけでも値打ちである。年末の幸運に大感謝。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp

夕刻大阪に戻り、NAMURAアートミーティングのボードメンバーでダムタイプの高谷君や木下さんと会って今後のPJの話など楽しく数時間を過ごしたあと、甲斐さんをREMOまでお送りして家路に着く。今日はうれしい発見が二つ、暁斎の下絵と甲斐さんの作ったNAMURAのドキュメンテーション。ほんとうに凄いものなので、早く公開して欲しいとおもう。益々リンクの繋がる2004年。