推薦入試の監督

に当たっていたので日曜出勤で有馬からトンネルを抜けていつものように夙川を通過。2号線をクロスして43号線へ向かう。その途中にフォルクスワーゲンの美しいユーズドカーのディーラーがあって(そこには寄らない;)そのすぐそばにお気に入りのタバコ自動販売機があるのでそこが目当て。なぜお気に入りかというと、誰が買うのかと思うほどシガーが販売機のなかに入っている。インドネシアのマッチョやチラベルトの国から来たシガーもある。よほどの街中ならいざしらずこんなところに何でこんなマニアックな自販機があるのかいつも不思議に思いながら気に入りのマッチョ・クローブを買うことにした。
もちろん今朝は一時限目の講義ではないので気持ちのゆとりも時間のゆとりもあるので、ゆっくり車を止めてほかのシガーをいろいろ物色。さて買おうと思ったら;;なんと小銭が無い上に1000円札が新札で自販機に通らない;;せっかく止めたので悔しいから横のドアを叩いてみたら、おじさんがのっそりと出てきた。ええよ〜両替しよか〜と言いながらしわくちゃの旧紙幣を出してくれた。僕は「この自販機にしか好きなシガーが入ってないんですよ」と言うと「うれしいな〜」と言いながら横に立って僕が買うのを見守ってくれた。ふとした朝のひと時がうれしいなあ〜。
いそいそ車のところに行こうとしたらおじさんが「お!ビートやね〜きれいに乗ったはりますな」と言って嬉しそうに眺めてくれる。そんな大切に乗ってるわけじゃないけど、こんな時にやせ我慢してポンコツ乗ってることが報われたようで嬉しい。去年エンジンをリビルトしたことやら湾岸線で事故ったことなどいろいろ話してたら「人生は楽しんでなんぼや」とおっちゃんのお言葉。年輪を感じる言葉の余韻にしげしげと彼の顔を覗き込んでしまった。いいなあこのタバコ屋のおやじさん。実は彼凄い人生送って来たのかもしれない。中南米のタバコとかいろんな国のタバコを置いてるのは人生そのものかもしれない。ひょっとしたら七つの海越えてたマドロスさんかも。そういえば昔高架下で外洋船のコックさんに会ったっけ。すぐそばに神戸商船大学もあるし、神戸は海の町なんだ・・・