最後の授業

unboy2004-11-29

ぼくも相当にぼんやり者やなあ〜と我ながら自分にあきれた。神戸にある女子高で13時20分から50分授業の5,6時間目。総合講座「プロジェクトアートの現在」を担当していたのだが、教室に入ると生徒から「先生今日で最後の授業って知ってますか〜」と言われてビックリ;;。「そうか!」もう高校生に講義することってこれで最後なんだ・・・一瞬言葉を失ってしまったが、「不思議惑星キンザザ」を見せようと思っていたので笑いと泣きがぶつかってかろうじて涙腺が開かずに済んだ;;。24年の専任教師+3年の非常勤講師をして合計27年も高校生を教えてきたのでいろいろな思いが頭をくるくるかけまわる。DVDの投影装置などをセットしながら気持ちを整理して、数十分民主主義に必要なハートは何なのかというやや重いテーマで講義。いつも思うけどほんとうに彼女たちの真剣なまなざしに心打たれた27年だった。妻も子育てを終えたあと小学校の美術専科の講師をしているので子供が育ってゆくことのすばらしさを話しあうことがあるけれど、僕たちが彼女や彼らを教えているのではなく、彼らが僕たちを育てているのだと素直に感じてしまうのだ。
6時間目にキンザザを見せておいて、こっそり抜け出し近くのケーキ屋さんでピンクのロールケーキと、COOPでミルクティー用の紅茶とスキムミルクと紙コップを買うと美術教官室でお湯を沸かしてわいわいパーティーとなった。泣くより笑うが僕のテーマ!最後はみんなで中庭に出て写真大会!あ〜楽しい27年だったな〜〜〜。ほんとに長いこと僕を育ててくれてありがとう!S女子高のみんな!!

大学に入ったらまたどこかで会おう!