庭師な一日

 今日は朝から絶好の行楽日和、日本海カニを食べにゆこうかなと思っていたけど朝車検に出していたランティスを取りに行ったり、ルーターを修理に出したりしているうちにあっさり11時過ぎてしまう。あまりに良い天気なので結局どこにも行かず(実は我が家は田舎なので裏庭にいると一番いい気持ち)栗とか月桂樹の剪定をすることにした。数年前に崖のような狭い裏庭に石垣を積んだとき、ついついその場をにぎやかにしたくてどっさり苗木を植えたものだから、それがまたたくまに生い茂って通気が悪くなり;;)病気や虫が沸いて結局今年は栗も全滅;;みょうがも取れず;;アジサイは森のようになり;;女郎蜘蛛の大宴会;;。里山どころか、こんなちいさな庭すら管理できない自分にあきれていたところに救世主現る!
 お向かいのおじさんは退職後植木屋を見よう見まねで初めた人で、とても器用。近所の子供に手作りの木工細工で人形やトンボを作ってプレゼントしたり、いろいろな自然と遊ぶ方法を教えてあげるスーパーじいちゃんである。時折見かねて門の前にある団扇かえでや杏を剪定してくれていたけれど、とうとう今日は裏庭の延び放題になった栗や椿の剪定と相成った。途中でストーブの上で芋を焼いたり(まずかった;;)お茶しながら、二時間ほどで剪定を終える。幸いというか裏が藪なので枝打ちの雑木はそこに放り込んでおけばいずれ土に帰るので助かる。少しでも人間と関わった自然は人間がこまめに手を入れないと病になる。里山は放置したら崩壊するだけで元に戻るなどということは無い。人が一度も足を踏み入れたことの無い大自然ならいざしらず、やはり手を抜くことが一番怖い。そういえば父方の祖父は植木屋だったっけ、彼も新聞社のカメラマンを脱サラしたと聞いている。バカボンのパパも植木屋だった。そしてお向かいのスーパーじいちゃんの10月の稼ぎは;;なんと50万円也!
 俺も植木屋になろうかな(^^)