化学ふきんが2000円

福祉団体の援助をお願いしたいのでひとつ買っていただけませんか？と若い女子学生が二人やってきた。固定電話と玄関のチャイムを鳴らすものは、条件反射で怪しいゾッ！と思うのは現代の病かもと思いつつ、息子達と同じ年齢で、かつ女子学生だったこともあり、ついつい門前払いをやめてドアを開けてしまった。
ほとんどのピンポンも先物取引もマンションの話も瞬殺するのだが、何百回に一回は有益な情報や面白い出来事に出会うこともあり、その判断に迷って年に何回かドアを開けてしまうことがある。「怪しい」「まあいいか」「2000円だし・・」「かわいそうやな〜」「どこの大学や？」「学生証持ってるんか？」「誰に利用されてるんや？」「一日なんぼもらうんや？」
などなど煩悶しながら、彼女らも訪問販売業者と同じようなマニュアルがあって、こう聞かれたらこう答えると特訓されているのかもと考える。「福祉ボランティア団体」とか「授産施設」とか「老人ホーム」とか「養護施設」とかお決まりの名前もずらずら。すべて怪しい。ホームページだって信用できない。結局話しだけ聞いてパンフレットだけもらって帰ってもらった。帰る間際「お話だけでも聞いていただいてありがとうございました」とペコリと頭を下げる純真そうな彼女達の笑顔。涙もろい僕は普通ならジ〜ンと来るのだが、ますます怒りがこみ上げてしまった。

そろそろ種を明かそう！デジタル時代には「統一教会」の裏技は通じない！偽募金で僕は一日7万円稼いだとか、このパンフにあるまっとうな「野の花会」と彼らは関係無いとか山のようにネタが飛び出す。何を信じていいのやら、だから人間は面白い（＾＾）

さあみんな「野の花会」で検索するのじゃ！