図工の教科書

バッタじゃなかったかもしれない

1800円のDVDを二枚買うと一枚サービスという触れ込みに誘われてマイカルで映画を見たあと二枚のDVDを買って帰った。一枚はトロンであと一枚はスターシップトゥルゥーパーズ。トロンは失敗作と言われているが、あの当時は画期的なコンピュータの未来を予見した映画だったと思う。CGがあたりまえにようになった現在、かえってあのワイヤーフレームがネオン管のように輝く映像には不思議な魅力を感じてしまう。それに引き換えと言ってはなんだけど、スターシップのほうは完全なB級ハリウッド映画の臭い満載。もう一歩で悪魔の毒々モンスターと同レベルになりそうな予感と言えば毒がかわいそうなくらいひどい中身だ。97年といえばそんなに古くないのに、ハインラインの原作が古いせいか、ひたすら50年代のミュータント昆虫対人間のお粗末極まる活劇に終始。
じゃあなぜ買うのって聞かれそうだけど、こんな映画にマジ巨費を投じて作れる監督やスタッフ(まあロボコップとジュラシックのコンビじゃしょーがいないか)の根性に敬意を感じてしまうからかもしれないし、いつかフラッシュゴードンみたいに映像史上の珍獣のような地位を確立するかもしれないという期待があるからかもしれない(しかしセール以外じゃあ買わない)。
と、思いながら家に届いた小包を開けると、なんと来年の小学校図工の教科書が3組入っていた。ずいぶん前に写真を送ったなあと思いつつ巻末を見ると、あの「バッタ」が最高のアングルで掲載されていた。おまけに上には仲良しの船越さん!彼は教科書の常連なんだけど僕は初体験(たぶん?)なので非常に嬉しい。

今年は小学生のあいだではセガムシキングが大流行。また誰かが仕掛けてるんやな〜〜という気がしないわけでもないが、バッタ・ムシキング・スターシップトゥルゥーパーズ。夏は昆虫ブームになるかもしれない。