参議院議員選挙

普通の景色

の投票日なのに、よりにもよってこの炎暑のなかを隣保(町内会)の草刈がめでたく早朝から挙行されました(パチパチパチ)。ところが主力メンバーは60歳以上の元気な爺さん。それぞれ自慢のエンジン刈り払い機(ホームセンターで売ってる安物ちゃうで〜・農協で買ったプロの逸品)を持ち込んで、手当たり次第に草と言わず小木といわず「ドリャ〜ウリャ〜」となぎ倒す(うちのエリアは山林とほったらかしの造成地が大半)。一斉に爺さんがローターを引いて、何機ものメカがうなりを上げて飛び立ってゆく様は、サンダーバード全期出撃くらい壮観(BGMでマーチを流したら乗るだろうな〜)。
http://www.thunderbirds-movie.jp/

しかし拙者はというと、そんな偉い武器は持っておらんのでアルミの熊手(竹ぼうきのメタルバージョン)を握り締め、あちこちに散乱する草の山をかき集めては、全身(特に腹筋)の力を込めて谷底や藪の奥深くに投げ飛ばす(背筋も必要)。まことに地味ながらも過酷な役をつとめあげ、さきほど無地基地に帰還したであります(報酬は巻き寿司1本とバヤリース)。

そこで言いたい!!「ええかげんにし〜や〜」(ゆるい大阪弁がベスト)そこいらじゅうの草むらも空き地も、不動産屋やら土地だけ買ってほったらかしにしてる連中の所有物で、買ったら最後知らんふりしているところばっかり。車の窓からこっそりコンビニ弁当の袋ほかしたりするセルシオのお父さんは「そんなぐらい大したこと無いし〜」と思うやろ。ところが、どすこい!草を刈らんといろんなものが腐ってゆくし、夏に流行の足のないおねえさんまで寄ってくる(参照宇治拾遺物語などなど)。家のなかでも不衛生にして換気を怠ると、一斉にカビが生えるのと同じ。草ぼうぼうにしておくと泥棒やらリフォーム業者やら、妖怪やら、キリギリス(これはいい奴)やら、魑魅魍魎が押し寄せる(5年保障つけてもいい)。

やはり、ここまで日本を腐らせたんは「自分が買うたんやからホットイテんか!」という屁理屈許した、ヘタレ民主主義に一因がある(教師として反省)。「自分の子供やからほっといて」とか言う親に限って、子供の心も体も草ぼうぼう。「子供も空き地も私有財産やから」という我侭バブルごっこしてるうちに、国にまで700兆円の背後霊がぺッタンコ。権利権利と叫ばせて、ちっとも公の概念を理解させなかった戦後の教育は独善という意味で、まさにアメリカ的(キリスト教が若干機能してるから日本のほうが悲惨)なのだあ。

なぜ昔の日本人は、せっせと草刈したり打ち水したり、朝顔やら金魚ばちやら、こまめに手入れしたのでしょうか。大きな法律も大切だけど、路地のちいさな朝顔を丁寧に育てる暖かい心に「物の怪」が弱いってこと知ってたのかもしれません。

さてと・・散らかった部屋片付けしよ(--);;;