ワイマール

BUSH&POWELL

と言えばバウハウスの誕生の地。そこのACCというギャラリーで14日から日本のアーティストの展覧会が始まります。もちろんベニスビエンナーレ横浜トリエンナーレといった大きな国際美術展でもないし、有名なギャラリストが経営する豪勢なギャラリーでもありません。でもそこのキュレーターの若い人とその友人と東京で会ったときに、はっきり目的を持って日本の作家を探していたことが印象的でした。欧米では社会派とでも言うのでしょうか、アクティブなアーティストが多いのに、どうして日本人の作家や団体はポリティカルな発言や表現をしないのか?なぜ?どうして?としつこく聞かれても、僕のようなアーティストは珍しいんだからしょう〜がない!とかもともと僕は法律家志望でそこから転向したからかな?とかわけのわからんことを言いながら、俺が君達のニーズにあってんだからいいじゃん!と言ってはみたものの、なぜ日本人が政治的な風刺や批判を避けるんだろうかというのは謎のまま・・・。さっきも電話がかかってきて少し話しあったけどお互い不慣れな英語なのでむずかしい;;;

まあそれはそれとして、この展覧会の費用はH君がDVD作品をプリントして箱に入れてくれて友人のKさんが英文のネイティブチェックしてくれたり、それをドイツに送ったりで合計3万円。世界にはこうやって動き回りながら立派に低価格でいい展示をしてる若い人たちがどっさりいるのです。お金がないといい企画が出来ないなんて嘘で、我々アーティストも面白いことを頼まれると結構心意気でやってしまうものなのです。

若さを武器に月に願いを!

この展覧会の変なタイトル?

「ツキダッテ ドクリツナンカ シテイナイ」

ワイマールまで見に行きたくなってきた・・・・