鳥は早起き

mejiro

ということを思い知らされる日々です。二回の寝室の裏に大きなうわみずざくらという木があって(引っ越したときはごぼうくらいの太さ)、それに今ぎっしり実がなって壮観です。この実を狙って朝からひよどりが数羽押し寄せて泣き叫ぶのでおちおち寝てもいられない。デッキは糞だらけになるし、彼らはルックスもいまいちなのでどちらかといえば桜を守らねばという気分になってしまします。でもそのなかにめじろやほおじろが混ざってせっせと実をついばんでいるのが可愛く。このたわわわな実とひよどりとめじろの混在全体がひとつの世界を作っているのだなとほほえましくもあります。よく見ると悪者に見えるひよどりは木の実だけでなく毛虫や青虫もついでに頂戴してくれている様子。じつにこの木のまわりはにぎやかでです。

そのとなりには栗が2本あって、こちらもグリーンピースくらいの大きさの小さなイガをつけ始めました。桜と違ってこっちは完全防備。だから誰も近づかない。それで秋になると僕達にしっかり美味しい中身を提供してくれると思いきや栗の虫が中に入り込んで三分の一くらいしか食べられません。

人間が農業用に改良した品種は、まともに食べたければ適宜農薬の散布を欠かせなくなってしまうのです。すると、他のいい虫やら鳥にも害が及ぶ。裏庭を見ていると、もともと自然界に完全などという意識はなくて、100のうち5とか10とか旨くゆけばそれで十分循環してるんだということがわかります。

はてさて我々人類はどうなってんのかな(^^)