スタート

unboy2004-11-12


TAP2004のオープニングは盛大だった。キリンの工場にある会場いっぱいにスタッフや地元の関係者も集まって、いままで準備していたときの静けさとは大違い。どこにこんなにいたのかな?と思うほどのビジネスマンも集結している。特に今回は偶然僕のプロポーザルをご覧になった市長さんがご自分の田んぼの提供を申し出てくださったこともあり、いままでのよそよそしい雰囲気のアートプロジェクトとは段違いの一体感があった。これも長年地域で地道に活動を続けていた多くの関係者の努力の延長にあるのだなと思い、感謝の気持ちでいっぱいになる。特に社会とアートの関係を研究しているアート関係の出席も多い、慶応の熊倉さんや武蔵野美大の岡部さんはじめこの十年メセナやアートプロデュースという表面上の華やかさの影で苦闘してきた人たちの顔も見える。とにかくアートを「芸術」という名前の「保護区」に押し込めて思考停止を繰り返した戦後に早く終止符を打たねばならない。取手からバングラデシュへ、取手市長からバングラの大使へ、きちんと社会性を持ちつつアートの機能を顕在化させるために静かに動く!

盛り上がった会場を後に、数名で飲もうということで駅近くの居酒屋に行った。何を話したか忘れるほど馬鹿に盛り上がる。しいはらさん、ほとんどマイケルムーアそっくり!ワイワイいいながらブラックマウンテンカレッジを作るしかないという話になって、、、むむやはりこの国は教育問題なのであるなと思いつつ彼らは終電で新宿へと戻っていった。

変なふたり///