大学祭

unboy2004-10-16

一度も見たことが無かった長男の大学を見に遠路はるばる神奈川まで大学祭を覗きにきた。夏にダンスサークルの仲間数人と有馬の家に帰省した時、彼らに舞台を見ることを約束したことが切っ掛けになった。それと、長男が4回生で最後に振り付けや編曲をしたので批評して欲しいと僕に言って来たこともあり、はじめて仕事以外で妻とプライベート旅行となった。

100人を越えるメンバーのダンスを見ながら、親ばかとはこういうことを言うのだなあと、子不幸を繰り返してきた自分がやや許されたような気分を味わう一方、オスや親という生き物が味わったことの無い奇妙な気分も感じた。

薄暮の大学は奇妙でクールだ、学内をアロマカリスのような電気自動車がルーカススタジオにいるように疾走し、3年5ヶ月かけてケープタウンから自転車で日本まで帰って来たライター志望の学生が静かに写真展を開いている。

不思議な速さと静けさ。未来と言う言葉にリアリティーを感じた夜