台風の被害

アルミニウムの限界

さきほど展示を終えてレジデンスに帰ってメールを確認したら、環境研のYさんから僕が8月7日に上った塔が倒壊して、復旧の見通しが立たないとのメール。信じられない、あの樹海に突き出した宇宙に差し出された梯子のような美しい塔が壊れたなんて・・。(ブログの8月7日に写真があるのだが、塔の先っぽの観測機械がちょっと見えるだけの樹海なのでよくわからないかも、、)。

おとといもNASAの観測衛星が遠い宇宙からの旅の最後でパラシュートが開かずに砂漠に激突。予算カットのあおりを受けてNASAも元気無いし。全体的に人類も惑星系を目指す勢いとか、画期的な発明で地球環境を保全したりという方向に向えなくなっているのではと思うと悲しい。

戦争ばっかりしてるお金があったら、たとえ無駄(戦争は無駄じゃないのか!)だと思うことでも基礎実験や地味なデータ集めの科学に資金を提供するほうがずっといい。某都知事が、都立大の合併にからんで即成果の出る研究を優先するなどと言ってるけど、長い目で見たらほんとに命取りかもしれない。科学こそ、気の遠くなりそうな無駄に投資する勇気が問われるのだから・・・