ベイルート、真夏の夜の(悪)夢

東京方面の方ぜひお越しください。

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【緊急企画】ベイルート、真夏の夜の(悪)夢

       −レバノンに捧ぐ短編映像作品上映&トーク

日時:2006年8月5日(土)18時スタート
会場:にしすがも創造舎 Camo-Cafe (校舎2Fサロン)

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今世界で最もダイナミックなアートの胎動を遂げる都市のひとつベイルート
しかし今、ベイルートを含むレバノン全土は、イスラエル軍による攻撃で
危機的状況に直面しています。

東京国際芸術祭2007では、在レバノンの気鋭のアーティスト、
ラビア・ムルエの新作(国際共同制作、世界初演)を計画中ですが、
このような危機的状況に対し、改めてレバノンのアーティストたちへの
連帯を表明すべく、日本のアーティストやアート関係者とともに、
Camo-Cafe 緊急企画を開催いたします。

世界の舞台芸術界のみならず現代美術界でも大きな注目を集める
気鋭のアーティスト・演出家ラビア・ムルエ、
東京フィルメックス2005など世界の映画祭で高い評価を受ける
映画監督ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュをはじめ、
レバノンが生んだ世界のトップ・アーティストの短編映像作品を特別上映。
日本初公開作品も含む必見の内容です。

特別ゲストには、つい先日まで戦火のベイルートで研究を続けていた
アラブ映画専門家・佐野光子さん、パレスチナの劇団とのコラボレーション
を経てますます世界にコミットするアーティスト・椿昇さん、
レバノンベイルートの様々な断片を写真におさめる写真家・松嶋浩平さんら、
中東・レバノン×アートの目撃者・活動家が集結。
最新映像&トークで、レバノンの魅力に迫ります。

Camo-Cafeならではの、アラブ風ドリンク付。是非、お運び下さい!

■特別上映作品■
「Face A / Face B 」 by ラビア・ムルエ
「魂と血をもって」 by ラビア・ムルエ
「Rounds」* by ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ
「灰」* by ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ
ほか   * 日本未公開作品 

■Camo-Cafe トーク
ゲストトーカー:
佐野光子(アラブ映画研究者/在ベイルート
椿 昇 (アーティスト) (予定)
松嶋浩平(フォトグラファー)   ほか
ホストトーカー:
相馬千秋(ANJ/東京国際芸術祭 国際プログラム担当)

■Camo-Cafe メニュー■
レバノン産アニス酒、赤・白ワイン モロッコ風ミントティー etc. 各300円

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開催概要

▼日 時:2006年8月5日(土)18時スタート

▼会 場:にしすがも創造舎 Camo-Cafe (校舎2Fサロン)
     地図はこちらから http://sozosha.anj.or.jp/map/

▼入場料:1000円(1ドリンク付)

▼申込方法:なるべく事前にメールにてお申込下さい。c-soma@anj.or.jp  
        
▼お問合せ:NPO法人アートネットワーク・ジャパン 
tel : 03-5961-5200  fax : 03-5961-5027 c-soma@anj.or.jp (担当:相馬)

主催/NPO法人アートネットワーク・ジャパン 
協賛/松下電器産業株式会社

20日のトークご案内

unboy2006-06-16

地球回廊トークライブ開催

地球回廊の竹村真一教授と地球環境問題について考える夕べを企画しました。アート&サイエンスという言葉が叫ばれて久しいなかで、アートやデザインの大学に科学的な素養や考え方を根付かせることには大きな壁が立ちはだかっています。理系と文系というカテゴライズが意味もなく人間の想像力を分断してしまったなかで、どうすれば科学的な思考方法や楽しさをデザイン系の学生にも理解してもらえるのか・・。竹村先生と地味な取り組みをはじめます。今後宇宙物理の嶺重先生やナノテクノロジーの生田先生など素敵な科学者の方々をお招きしながら連続講座にしてゆきたいと思っています。

日時 6月20日(火) 17:45〜19:45

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 京都造形芸術大学・地球回廊プレゼンツ

   キャンドルナイトトークイベント

      椿昇 × 竹村真一

「地球の考え方ー京都から地球を考えるー」

    6月20日(火)17:45〜19:45

  京都造形芸術大学 楽心荘 能舞台 にて

 *雨天時は「人間館4階NA401」にて

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      参加費 無料
      事前受付なし

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     京都造形芸術大学
京都市左京区北白川瓜生山2-116

  交通・アクセス
http://www.kyoto-art.ac.jp/
出町柳方面から 市バス3系統 造形大行き「上終町京都造形芸大前」
京都駅方面から 市バス5系統 岩倉行き「上終町京都造形芸大前」
北大路方面から 市バス204系統「上終町京都造形芸大前」

 お問い合わせ:090-7537-7933(担当:フジノ)

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<地球文化の編集ノードとしての京都>

かな文字による1000年前の女流文学の実験、世界宗教史のなかでもユニークな鎌倉新仏教の誕生、「茶」や「花」の芸能としての洗練、能や歌舞伎といったマルチメディアOSのデザイン・・・。京都は歴史を通じて、つねにラディカルな文化創造の拠点でした。

いうまでもなく、その背景にはダイナミックな地球文化の交流がありました。
それはたとえば桓武天皇秦氏空海といった平安京を開いた先導者たちが、ことごとく渡来系の血をひく人々であったこと、あるいは祇園祭の山鉾が"大航海時代の世界文化の編集装置"とでもいわんばかりに、インドやヨーロッパの壮麗な織物をディスプレイした動くミュージアムとなっていることなどにも表れています。伝統を守り続ける古いまちという通俗的なイメージに反して、京都はいつの時代にも、現代のニューヨークやベルリンのような地球文化のリミックス拠点、実験創造のフロンティアだったのです。

京都の力とは、こうした「能動的な受信能力」にあるのかもしれません。単一のコードを世界に声高に発信(=ブロードキャスト)するよりも、むしろ透明なブロードスキャナーとして世界の動向に聴き耳をたて、さまざまなソフトウエアをみずからの内部に抱え込んで窯変させる力。世界の多様性にみずからを開き、それが交差・交配するノード(交差点・回廊)として京都という場を世界に貸し与えること・・。京都議定書」という現代の画期的な地球的コラボレーションの成果も、このような京都の場の力によって生み出されたものに違いありません。

そして私たちの「地球回廊」という試みがこの京都で始まりつつあるのも、その意味で必然というべきかもしれません。京都はその歴史を通じてまさに世界文化が交差する「回廊」だったのであり、こうした場所の文化遺伝子を受け継ぎつつ、21世紀のグローバルな「窓」を開く実験として自らを磨いていきたいと思います。

竹村真一 Shinichi Takemura 文化人類学者。京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。100万人のキャンドルナイト発起人。地球回廊プロジェクト提案者。

<京都から地球を考える>

21世紀を迎えて京都は世界のなかで新しい価値を持ちつつあるように思います。地球温暖化防止に向けた取り組みとしてランドマークとなった京都議定書は「キョウト・プロトコル」として世界の人々の心に新たな意味を芽生えさせました。そのほかにも世界の問題を考える会議が数多く開催され、ノーベル賞ほど知名度は高くはないものの、京都賞は知性の世界において確固たる位置を占めつつあります。昨年は世界アーティストサミットが京都造形大学で開催され、大きな反響を呼びました。

私も海外で多くの仕事をしてきましたが、KYOTOという響きは独特の尊敬の念を持って受け入れられています。それは単に千年の歴史を有し、モダニズムをはじめとする世界の意識を牽引してきたという点にとどまらず、持続可能な世界を未来に引きつぐ理念形成を受け持つという意味で、重大なな責任を世界から付託されているということでもあります。私達は慎重に伝統を受け継ぎながらも、新しい世界理念を牽引するという役割を強く意識しながら、世界に向けて地球レベルのアイデンティティーをKYOTOブランドとして発信してゆかねばならないと考えています。

未来を考えるきっかけとして、『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか』という画家ゴーガンの問いかけの重さはますます重要度を増しているのです。科学とアートを融合させ「持続可能な社会」を実現するために、この新しい地球の周辺に集まろうではありませんか。

椿昇 Noboru Tsubaki アーティスト。京都造形芸術大学・空間演出デザイン学科主任。地球環境センター客員研究員。
  

愛の切捨て

友人からです。ネットは現実より公共性が高くて自発的なものと、不幸のメール的な対比が極端なように思います。しっかり「両刃の刃」と考えて運用を間違えないようにしなければと思っていますが、「愛国強制問題」も含め日本の状況に危惧を感じていますのでみなさんに情報を提供します。

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下記、日本の医療制度についての署名活動です。
ご協力いただけると幸いです。(転送自由)

下記ホームページも御参照下さい。
http://craseed.net/

2006年4月の診療報酬改定でリハビリテーションの保険医療
制度が大きく変わりました。これまで必要に応じて保険診療
できていたリハビリが、原則として発症から最大180日で打ち
切られることになりました。これにより、長期のリハビリを
要する患者さんの多くが、保険診療の対象外となります。

これまでの保険医療制度改定の流れで、患者さんの負担額が
増える流れはありました。しかし、今回はじめて、これまで
保険診療できていた患者さんが、保険医療から「切り捨てら
れる」事態が起こっています。

重症の脳卒中や骨折などの場合、発症後180日を超えてもリハ
ビリで機能回復をはかれる場合は決して少なくありません。
また、獲得した機能を維持するためのリハビリも必要です。
これらの患者さんは、リハビリを打ち切られるとそれまでに
獲得した身体機能の低下などがおこり得ます。

自ら脳卒中後遺症のリハビリに励む著名な免疫学者の多田富雄
先生を中心として、この制度に反対する署名活動をはじめまし
た。趣旨をご理解の上、どうぞご協力ください(インターネット
上でも署名ができます)。6月24日までです。

http://craseed.net/

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現実問題、僕は昨年の卒業制作で学生が指に大怪我をしてしまい、今も再手術とリハビリ中です。180日というのはあまりに短い。考えられない暴挙だと思います。株で暴利をむさぼる人間を放置しながら、弱いところを切り捨てることを平気でやる国、心の余裕を失った国を愛せるはずがない。これが小泉内閣5年の真相です!!

展覧会します

unboy2006-05-03

ほんと石器時代から書いてないような気分。mixiとか自分のxoopsおまけに学科サイトを作ったりで半年ほど留守にしてました。プロダクトコースの設計が一段落したので、新しい作品も手がけつつこんな展覧会企画。ここ二日CASOに通ってセッティングしてましたが、若手のカットエッジな写真家と設営しながら話をして素晴らしい体験。塩田さん、小山さん、本郷さん、ジョンハート、そして淀テク。後藤繁雄さんがチョイスした作家に僕のレコマンド作家を加えて作り上げた高度抽象化された悦楽の空間。抽象度が結構高いので普通に写真にアクセスしようとすると相当困難かもれないけど、こんな展覧会が企画できたことが嬉しいです。

僕の国内初公開のイスラム犠牲祭の映像作品「ゴールド」&新作「ビーナス」も展示!5月7日(日)は13時から6時間(一応公式には)ぶっとうしのトークバトルも開催。ベタな言い方で表現すると、超シュールな時間をお楽しみいただけます。大阪に近い方々はめったにない機会です、ぜひぜひおいでください。絶対NYにもベルリンにも負けない素敵な企画だと思います。

空間を構成するのは、キリンプラザの榎忠展を構成した展示設計ユニット「アーキベンタ」の増井+原田組、渾身のナトリウムランプ照明も必見。ついでにA2サイズのヤバイパンフも発見したらぜひGETしておいてください。将来レアものになること確実です!

ではでは会場でお会いしましょう。

以下のサイトダサいですが、NEWSのところスクロールすると情報出てきます。
http://www.cwo.zaq.ne.jp/caso/top/top1.html

身に覚え

unboy2006-01-25

オウムもライブドアも同じ教育病理から生まれていると思うと、二つの事件が身にしみる。我が家も二人の男の子は進学校に行った。家庭の指導があれば大丈夫だとは思っていたが、やはり大学受験が自己目的化するなかで多くの子供たちは競争に勝つことだけに意識を集中してゆく。結論を先に言ってしまえば、株を100に分けてでも勝ち抜けと教えていたのは我々に違いない。
僕は今モノつくりをしているが、役に立ったのは中学校の技術課程で旋盤を回したり溶接をならったこと。大学時代に日本画の師匠について半年修行をしたこと。清水焼の絵付けをずっとしていたことなどである。しかしそのままゲーム環境にどっぷり浸って法学部など(最初は考えていた)を出ていたら、今のような複雑な人間に(よいかどうかわからない;;)育っていたかどうか確証が無い。
進学校には受験の邪魔になる技術家庭も美術も無い(よほど余裕のある天才をかかえていたらあるかも)。そして伝えるジャーナリズムも裁く人々も、ほとんどすべてがこの戦争に勝った勝者によって営まれている。300万生活を説く経済評論家の年収が2000万であるとか、コメンテーターに出てくる有名な人々も同じようなものだろう。そして我々もである。社会をリードする人間に人間力をつけることをずっと怠ってきたのが今起こっていることの深層にあると感じる。
誰も無実にはなれないとしたら、医療の現場や官僚になるべき人々に人間としての文化や素養を養うカリキュラムを導入すべきではないか?彼らが美術や技術を免罪?されるのは明らかにオカシイ。同じ進学熱に犯される韓国もいずれ追随するとは思うが、大きな違いは彼らは仮想現実からリアルな世界(兵役)を通過する危険な安全弁を持っているからではないか。戦争ではなく図画工作(この言葉が好きだ)人間をせっせと創る。

新党日本

unboy2006-01-23

に投票しようとしたとき、うちの息子たちは「なんで負けるのに入れるんや〜」と言って、自民党をぶっ壊すという男のいる党にバージン票を入れたのだ。スカッと爽快!あまり考えなくても良いようにしてくれるうそつきライオン。解答が先に決まっている経済という名のテレビゲーム。景気が回復するかもしれない、良い国になるかもしれない??自分達が努力しないでそんなものが解決されることは絶対にない。
今日はほんとに嬉しかった、久々に新党日本の党首ヤッシーに再会。震災のあとの神戸をほんとうに手弁当で助けてくれたのに、七人のサムライを追う村人のように彼を追放してしまったと忸怩たる思いがあったのが少し薄らいだ。そしてもっと彼は困難な泥田に踏み込んでいたことも知る。
帰りにもらった山のような名刺と長野県の資料、雑誌の抜き刷り、オピニオン。どれもこれも学生に読ませたいものばかり、新聞にもテレビにも絶対流れないリアルな情報。自分で歩いて出会って見聞きすること。今日はますます根性が座った。
PS1:今シャロンとネベツネがオモシロイこと!!
PS2:京都の老舗がおかしいぞ!たん熊、名まえに甘えていないか?